バンドルカードの支払いが遅れると、信用情報はブラックになるのでしょうか?
この記事では、バンドルカードの基礎知識と支払いが遅れると発生することなど、仕組みについて解説しています。
バンドルカードを正しく使えるよう、学んでいきましょう。
バンドルカードの支払いが遅れると信用情報がブラックになる?

バンドルカードの支払いが遅れると、信用情報はどうなるのでしょうか?
- 【結論】ブラックにはならない
- 運営会社が信用情報機関と無関係
- ブラックにならないからと行って踏み倒せるわけではない
それぞれ詳しく解説していきます。
【結論】ブラックにはならない
バンドルカードの「ポチっとチャージ」はセブン銀行によって提供されています。
セブン銀行は信用情報機関に加盟しているため、支払いが遅れるとその情報が信用情報機関に登録され、ブラックリストに載る可能性があります。
しかし、バンドルカードの運営会社である株式会社カンムやポチっとチャージを管理するGardia株式会社は信用情報機関に加盟していないので、これらの会社が運営していた期間の支払い遅れがブラックリストに載ることはありません。
運営会社が信用情報機関と無関係
バンドルカードの支払いが遅れても信用情報がブラックになることはありません。
これは、バンドルカードを運営する株式会社カンムと、ポチっとチャージを管理するGardia株式会社が信用情報機関に加盟していないためです。
信用情報機関に加盟していない企業は、顧客の支払い情報を信用情報機関に報告できないため、これらの会社による支払い遅延は信用情報に影響せず、ブラックリストに載ることはありません。
しかし、バンドルカードのチャージサービス「ポチっとチャージ」はセブン銀行が提供しており、セブン銀行は信用情報機関に加盟しているため、このサービスに関連する支払い遅延は信用情報に登録される可能性があります。
ブラックにならないからと行って踏み倒せるわけではない
「ポチっとチャージ」は信用情報機関に加盟しているセブン銀行によって提供されており、支払い遅延は信用情報に影響を及ぼす可能性があります。
支払いが遅れると遅延損害金が発生すること、バンドルカードの利用停止、保証会社への債権譲渡や督促の対象となること、裁判所からの督促状の受領などのリスクが生じます。
したがって、支払いを踏み倒す行為は法的な問題だけでなく、信用情報への影響も含めて、重大な結果を招く可能性があるため避けるべきです。
バンドルカードの支払いが遅れると発生すること

バンドルカードの支払いが遅れると、さまざまなデメリットがあります。
- 支払い催促の電話
- 遅延損害金の発生
- 申し込み上限額の減額
- 利用停止
支払いが遅れ滞納をすると、信用機関に登録されるケースもあります。それぞれ詳しく解説します。
バンドルカードの「ポチっとチャージ」の支払いが遅れた場合、セブン銀行コンタクトセンターから催促の電話がかかってくる可能性があります。
支払い遅延が発生すると、年14%の遅延損害金が加算され、ポチっとチャージの申込上限額が下がってしまうのです。
約1ヶ月後にはバンドルカードが利用停止となり、保証会社へ債権譲渡されて督促を受けることになる可能性があります。最終的には裁判所から督促状が届いてしまうかもしれません。
ブラックリストに載らないという誤解がありますが、実際には「ポチっとチャージ」は信用情報機関に加盟しているセブン銀行が提供しているため、支払い遅延は信用情報に登録される可能性があります。
したがって、支払いを踏み倒すことは法的な問題を引き起こし、重大な結果を招くため避けるべきです。
遅延損害金の発生
バンドルカードの支払いが遅れた場合には、いくつかの財務的なリスクが生じます。特に重要なのは、遅延損害金の発生です。
この遅延損害金は、滞納された金額に対して計算され、その算出方法は「返済額 × 遅延損害金利率 × 滞納日数 ÷ 365日」という式で行われます。
利率は年14%または14.6%となっており、この利率によって算出された金額が遅延損害金として加算されます。
たとえば、20,815円を2週間滞納した場合の遅延損害金は約116円程度となり、これは滞納が続く限り、日々蓄積されていきます。
バンドルカードの遅延損害金は支払い期限の翌日から発生するため、支払い計画をしっかりと立て、遅延を避けることが重要です。これらのリスクを適切に理解し、責任ある支払い行動を心掛けることが求められます。
申し込み上限額の減額
バンドルカードの「ポチっとチャージ」の支払いが遅れると、申し込み上限額が減額されるリスクがあります。
具体的には、支払い遅延が生じると、利用者のポチっとチャージの申込上限額が下がり、場合によっては初期の上限額まで戻されてしまうでしょう。
これは、支払い状況が利用者の信用度に影響を与え、運営会社が利用者のリスクを再評価する結果です。
しかし、支払い遅延が信用情報機関に登録されることでブラックリストに載る可能性があるため、支払いを踏み倒すことは避けるべきです。
支払いを踏み倒すと、遅延損害金の発生、バンドルカードの利用停止、保証会社への債権譲渡、裁判所からの督促状の送付など、さらに深刻な結果を招く可能性があります。
したがって、支払い遅延は申し込み上限額の減額だけでなく、法的な問題や信用情報への影響も考慮する必要があります。
利用停止
バンドルカードの支払いが遅れると、いくつかのリスクが発生します。特に、約1ヶ月の遅延後にはバンドルカードが利用停止となるかもしれません。
利用停止とは、カードの使用が一時的に制限される状態を指し、この状態ではバンドルカードを用いた支払いができなくなります。ただし、カードの残高やデータが消失するわけではありません。
滞納分の支払いが完了すると、利用停止は解除されるため、支払いが遅れると利用停止となり、その解除には滞納分の支払いが必要となることを理解しておくことが重要です。
また、利用停止をユーザーが自ら解除することはできません。
そもそもバンドルカードとは

バンドルカードとは、どんなカードなのでしょうか?
仕組みや使用可能な場所など、詳しく解説します。また、バンドルカードで使える、主なチャージ方法「ポチッとチャージ」についても解説します。専門家に相談する前に、基本を学びましょう。
バンドルカードとは
バンドルカードはVisaプリペイドカードアプリで、誰でも簡単に作成できます。使用するためには、アプリに所定の金額をチャージしてから利用します。
このカードはVisa加盟店で使用可能で、審査や年齢制限がないため、アプリをダウンロードするとすぐにネット決済に使用できるVisaプリペイドカードが発行されます。さらに、リアルカードを発行すれば、実店舗でも利用可能です。
基本的には前払い式のカードですが、ポチっとチャージ機能を使うことで、チャージした金額を後払いで支払えます。
便利な機能として、バンドルカードはアプリから簡単に「一時停止」が可能で、ボタン一つでカードを即座に一時停止することができます。これにより、セキュリティ面でも安心して使用できるようになっています。
ポチッとチャージとは
「ポチっとチャージ」はバンドルカードのチャージ方法の一つで、アプリから金額を入力すると即座にチャージされ、後からその金額を支払うことができるサービスです。
このサービスを利用することで、現時点で手元にお金がなくてもショッピングを楽しむことが可能になります。
「ポチっとチャージ」の申込み可能額は、一回につき3000円から最大5万円までで、利用者によって上限額が異なります。さらに、利用期間中に上限額が変動することもあります。
支払期日は翌月の月末であり、支払い方法はコンビニ、セブン銀行ATM、ネット銀行、銀行ATM(ペイジー)から選択できます。支払いが遅れると信用情報に影響が出るため、期日を守ることが重要です。
まとめ

バンドルカードの支払いが遅れても、信用情報はブラックにはなりません。
バンドルカード自体の運営会社である株式会社カンムと、ポチっとチャージを管理しているGardia株式会社は貸金業者ではなく、信用情報機関に加盟していないため、これらの会社が運営していた時期の支払い遅れは信用情報に影響を及ぼさないからです。
しかし、支払い遅れがある場合、遅延損害金が発生したり、申込上限額が下がるなどのリスクも存在します。
このように、バンドルカードの利用においては、運営会社によって異なる影響があるため、利用者はその点を理解し、適切に対処することが重要です。少しでもお困りごとがあれば、気軽にできるLINE相談がおすすめです。