日本唯一の国際ブランドであるJCBカードは、日本ならではの細かいサービスに定評があり、日本国内では常にトップシェアを争うほどの人気がある国際ブランドです。
昔からクレジットカードはjcbを使っているという人も多いのではないでしょうか。
しかしながら、
「JCBカードの返済がきつい。」
「JCBカードから督促状が届いた。」
と返済に悩んでいる人も少なくありません。
JCBカードの返済が難しい場合、債務整理をすることで借金問題を解決できる可能性があります。
この記事では以下の3つの疑問を詳しく解説していきます。
・JCBカードで返済を滞納するとどうなる?
・JCBで借金した場合の解決方法は?
・JCBカードで債務整理するとどうなる?
jcbカードの借金でお悩みの人はぜひ参考にしてみてください。
JCBカードとは?

JCBカードと聞いて、「私も使ってる」という人も多いでしょう。
実際に、JCBカードは世界の5代クレジットカードと言われており、国内でのシェア率は常にトップ。
以下で、JCBカードの概要と種類について詳しくみていきましょう。
JCBカードとは?
jcbカードは、VISA、MasterCard、Diners Club、American Expressと並ぶ5大国際ブランドのひとつ。
国際ブランドのうち日本発のものはjcbのみのため、日本人にとっては特に親しみのあるブランドではないでしょうか。
また、jcbが発行するプロパーカードのゴールドカードやプラチナカード以外は年会費が無料のため、無駄な年会費を払いたくない人にとっても魅力的なカードです。
そして、jcbカードは「FAITH」と呼ばれるカードローン専用カードも人気。
FAITHでは最大で500万円の借入ができ、金利は4.40%~12.50%とクレジットカードでのキャッシングよりも低金利です。
jcb公式サイトでは、年収や借入金額にあわせて、利用可能枠をすぐに算出してくれるため、自分が実際にいくらくらい借りられるのか、すぐに知ることができます。
例えば、年収400万円で他社での借入れがゼロの人であれば、最大100万円の借入れが可能です。
FAITHの申し込みはすべてweb完結、最短即日で審査が完了します。
全国の金融機関やコンビニATMで利用可能なので、急ぎの時でも便利です。
このように、jcbカードを使えばATMを利用して簡単にキャッシングができてしまいます。
そのため、ついお金を借り過ぎてしまい、返済が難しくなってしまう人も多くいるのではないでしょうか。
JCBカードの種類
JCBカードは、2種類に分かれて発行されています。
・プロパーカード
→JCB発行
・JCBブランドを貸与したパートナーカード
→他のクレジットカード会社が発行
いずれのカードも、JCB加盟店で利用でき、JCBのサービスを受けられるものになります。
また、JCBカードで有名なサービスとして、クイックペイが挙げられます。
ここ数年で、急激にキャッシュレス決済が普及した影響もあり、利用できる場所は173万ヶ所にのぼり、2000万人以上が利用しています。
JCBカードで返済を滞納するとどうなる?

JCBカードの返済が厳しく、すでに滞納しているという人もいるかもしれません。
では、JCBカードの返済を滞納し続けた場合、どのような事態となるのでしょうか。
以下で詳しく見ていきましょう。
督促を受ける
JCBカードの返済が遅れると、電話や郵便物での督促が始まります。
2ヶ月〜3ヶ月過ぎても返済がなされない場合は、信用情報に記録(ブラックリスト)されてしまいます。
そして、返済日の翌日からは、遅延損害金が発生していくことになります。
遅延損害金については返済が完了するまで加算され続けるため、早急に返済することをおすすめします。
弁護士から督促が来る
子浩法律事務所は、JCBカードの代理人として借金の回収を行っている弁護士事務所です。
したがって、JCBから借金をしていて滞納している場合は、子浩法律事務所から請求書や督促書が届くことになります。
一見、「JCBを名乗った詐欺なのでは?」と警戒する人もいるかもしれませんが、子浩法律事務所はjcbの正式な代理人事務所です。
督促を無視した場合は?
先述したとおり、滞納を放置していると、遅延損害金は日に日に加算されていきます。
また、督促を無視していると、最悪の場合、裁判所に訴えられることもあります。
裁判所に訴えられて、JCB(子浩法律事務所)の言い分が認められると、給料や銀行口座、家や車などの財産の差押えも可能になるので注意しましょう。
督促が来た時点で、放置することは避けて、JCBもしくはJCBの代理人事務所である子浩法律事務所に連絡するようにしましょう。
JCBで借金した場合の解決方法は?

JCBカードの引き落とし日が来ても返済するお金がない場合、どうして良いか分からず途方に暮れてしまうでしょう。
支払日に残高不足で返済ができなくても、決して放置してはいけません。
まずはJCBカードのお客様サポートに連絡し、いつ頃に振り込めるのかの見込みを伝えておきましょう。
しかし、返済金の見通しが全く立たない場合はどうすればいいのでしょうか。
以下で、jcbカードの借金返済の解決方法について解説していきます。
任意整理をする
任意整理とは、裁判所を通さずに債務者と債権者の当事者間の交渉によって和解する方法です。
残っている借金を、毎月支払可能な額で分割払いできるようjcbと直接交渉を行います。
和解が成立すれば、将来利息のカットや支払い期間の延長によって、毎月の返済額が大幅に減らすことが可能です。
ただし、JCBカードに任意整理を申し入れても、必ず応じてもらえるとは限りません。
他の債務整理と異なり、任意整理は法的な拘束力はないため、和解案を受け入れるかどうかは、債権者の判断によるためです。
専門的な知識と交渉力が重要になってくるため、弁護士などの法律の専門家に依頼するのが通常です。
個人再生する
jcbカードでの任意整理が困難な場合は、裁判所に申し立てをして債務整理をする個人再生を検討することになります。
個人再生とは、裁判所に認可されれば借金額の5分の1~10分の1程度を原則3年かけて返済していくことになります。
通りの支払いを行えば、残りの借金の支払い義務は免除されるため、任意整理に比べて大幅に借金を減らすことが可能です。
なお、個人再生では、住宅ローン特則を使うことにより、住宅ローンを外して減額手続きすることが可能なため、マイホームを手放すことなく債務整理が可能となります。
自己破産する
自己破産とは、すべての借金の支払い義務を免除してもらえる方法です。
自己破産では、当面の生活に必要な財産や生活必需品以外の財産をすべて借金の返済に充てなければならず、それでも返しきれない借金については免責許可を受けることにより免除されます。
一見、他の債務整理と違って借金がゼロになるため、一番魅力的だと感じる人もいるでしょう。
しかし、マイホームや車、銀行預金が没収されてしまったり、一定期間特定の職業に就けないなどさまざまなデメリットも多いのが自己破産です。
あくまでも、自己破産は最終手段として考え、他の解決方法がないかをよく検討することをおすすめします。
JCBカードで債務整理するとどうなる?

では、JCBカードを債務整理した場合、どのような状態となるのでしょうか。
債務整理することによって、状況は大きく変化します。
以下では、任意整理した場合について詳しく解説していきます。
返済が停止する
JCBカードの返済は、任意整理を開始すると停止します。
これは、任意整理を行なうと、現在の支払いはいったんリセットとなり、和解後の新しい返済が始まるまでは、jcbカードの支払いは停止されるためです。
そして返済と同時に、督促もなくなります。
弁護士に任意整理を依頼すると、すぐに各債権者へ「受任通知」を送られるため、債権者は督促をストップしなければならないためです。
手数料がなくなる
JCBで任意整理を行うと、利息や手数料がゼロになる可能性があります。
任意整理前に、18%程度の利息で返済をしていた人にとっては、負担が軽くなるので、自身で返済していた時より楽な返済になるでしょう。
5〜10年で分割して払う
JCBは、任意整理に協力的な会社と言われています。
そのため、分割払いには、5年から最長10年で対応してもらえたという事例が数多くあります。
例えば、年利18%、3年返済で100万円のキャッシングを任意整理した場合、任意整理前であれば毎月36,000円程の返済が必要ですが、任意整理によって返済期間10年、利息カットの効果により毎月の返済金額は8,300円程となります。
もちろん、必ず利息の全額カットや5年以上の返済期間延長で和解できるとは限りませんが、任意整理によって、今よりも返済がずいぶんと楽になることは期待できるでしょう。
まとめ
JCBカードの返済を滞納している場合、督促が来たり、最悪の場合財産の差し押さえに発展してしまうこともあります。
もし、今後の返済の見通しが立たないと悩んでいるのであれば、債務整理をすることによって、借金問題を解決することができるかもしれません。
まずは、債務整理に強い弁護士などの専門家に相談してみることをおすすめします。