ペイディで1日支払い遅れが発生するとどうなる?対処法や予防法も解説!

ペイディはスマホだけで簡単に決済ができ、翌月にまとめて代金を支払うことができるため、ネットショッピングで利用しているという人も多いのではないでしょうか。

近年人気のキャッシュレス決済サービスであるペイディですが、支払いが遅れた場合にはさまざまなリスクが発生してしまいます。

この記事では、以下の疑問点について詳しく解説していきます。

・ペイディで1日支払い遅れると発生すること

・ペイティの支払い遅れが発生した場合の対処法

・ペイティの支払い遅れを発生させない予防法

・ペイティの支払いが困難な場合の対処法

すでにペイディを滞納してしまっている人も、対処法について紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

ペイディで1日支払い遅れると発生すること

ペイディは、1日支払いに遅れただけでも利用停止などのペナルティが発生してしまいます。

以下で詳しく見ていきましょう。

利用停止になる

ペイディは毎月27日が支払期日となります。

支払いが1日でも遅れると、原則として完済するまでペイディのが利用できなくなります

ペイディ側が支払い状況の確認をした後に利用停止の措置をとるため、1〜2日ほどのタイムラグはありますが、多くの場合、3日以内には利用停止となるようです。

また、支払期日が過ぎている請求を手数料無料の口座振替で支払うことはできず、手数料のかかるコンビニ払いや銀行振込を選択せざるを得ません。

Amazonプライムなどのサブスクの支払いにペイディを利用しているという人も多いと思いますが、もし支払いができていない状態であれば、未納となり利用停止となってしまう点も注意が必要です。

ペイディは、1日〜数日滞納しただけで利用停止となってしまうということを頭に入れておきましょう。

延滞損害金・回収手数料がかかる

ペイディの支払いを滞納した場合、支払日の翌日から遅延損害金が発生します。

遅延損害金とは、支払いを滞納したことによるペナルティとして発生する損害賠償金のこと。

遅延損害金は、滞納が解消されるまで日々加算され続けられるため注意が必要です。

遅延損害金の計算方法

遅延損害金=支払残高×遅延損害金の利率÷365×滞納日数

ペイディの遅延損害金の利率は、年率14.6%で、例えば5万円を1週間滞納した場合の遅延損害金は140円となります。

一見すると少額のためそこまで影響がないように感じますが、放置すればするほど負担が大きくなるため、速やかに完済するようにしましょう。

また、ペイディを滞納した場合、遅延損害金とは別に請求1件につき153円の未払い額の回収手数料が発生します。

遅延損害金や回収手数料はきちんと返済していれば支払う必要のないお金です。

毎月27日の支払いまでに、返済できるように計画的に利用しましょう。

催促の連絡がくる

ペイディの支払いが未納状態だと、まず登録しているメールアドレスやSMSに、「お支払い期限が過ぎています。◯日までに支払いを完了してください」といった内容の、督促が届きます

メールが届くタイミングは、支払い方法によって異なりますが、支払い期日の翌日〜1週間以内には督促のメールが届くことが多いようです。

督促のメールを無視して、滞納を続けた場合、次に電話での督促が始まります

050-3155-1041050-3155-1030からの着信はペイディからの督促電話です。

無視したり、折り返さないでいると更なるペナルティが課せられてしまう可能性もあるため、必ず対応するようにしましょう。

ペイディの支払い遅れが発生した場合の対処法

もしペイディの支払いに遅れてしまった場合は、速やかに以下で紹介する対処法を取りましょう。

対処を早くすることで、ペナルティも最小限にとどめることができます。

後払いに変更する

ペイディには「3・6・12回あと払い」というサービスも選択可能です。

分割手数料無料で利用金額を3回、6回、12回に分けて支払いができます。

分割払いを利用するには、それぞれ最低金額が設けられているため事前に確認しておきましょう。

種類利用可能金額
3回あと払い3,000円以上
6回あと払い6,000円以上
12回あと払い12,000円以上

また、通常の一括払いから分割払いへ変更するには、以下のような条件があります。

  • ペイディアプリにて事前に本人確認が必要
  • 決済が確定となった当月中に変更手続きを行うこと
  • 販売店が利用確定していない決済については、利用確定されるまで変更はできない
  • 選択できる分割の回数(3、6、12回)は、販売店によって異なる

コンビニなどで振り込み

ペイディの支払いをうっかり忘れていて、すぐに支払うことができるのであれば、遅延損害金や回収手数料の金額を確認し、コンビニ支払いや銀行振り込みで支払いましょう。

振込金額については、ペイディのアプリ上で確認することもできますし、心配であればペイディカスタマーサービス(0120-971-918)に電話して確認するでも良いでしょう。

また、ペイディの場合、滞納後の口座振替での再引き落としは対応していないため注意が必要です。

コンビニ支払いの場合は、アプリの「お支払い」をタップし、支払いするのコンビニを選択し、店頭でバーコードを見せて支払います。

銀行振込んの場合は、アプリもしくはWebのMyPaidyやメール、SMSで「お客様専用振込口座」を確認し、銀行でその口座番号に指定された金額を振り込みます。

支払いが完了すれば、3日から遅くても5日以内には再度ペイディの利用が可能になります。

ペイディに相談する

返済期日が過ぎても支払えない場合、すみやかにペイディに連絡して事情を話しましょう。

今は支払いが難しいけど、月末に給料が入ったらすぐに支払う」といったような理由を伝えることで、支払いの意思があるとみなされて、支払い期限の猶予に応じてもらえる可能性があります。

ペイディカスタマーセンター

0120-971-918

平日10時〜18時

ペイディからの督促連絡を無視して滞納を続けると、裁判所に訴えられるなど、取り返しのつかない状況に陥る可能性は十分あります。

滞納に気づいた時点で、自らペイディに連絡し今後の返済について相談してみましょう。

ペイティの支払い遅れを発生させない予防法

ペイディの支払い滞納したまま放置してしまうと、最終的にはブラックリストに登録されたり、財産を差押えられてしまいます。

ここでは、ペイディの支払い遅れを予防する対策4つについて解説していきます。

口座振替にしておく

ペイディの支払いを口座振替にしておくことで、支払い忘れを防ぐことができ、加えて支払い手数料もゼロとなります

口座振替にしておくことで、登録口座に残高があれば、支払い期日にうっかり支払い忘れていたと言う事態を防ぐことができます。

また、口座振替の届け出についても申込用紙・印鑑・身分証明証等の記入・郵送・アップロードは一切不要なうえ、オンライン上で手続きが完了するので手間がかかりません。

毎月コンビニや銀行に行くのが面倒だったり、つい忙しくて支払いに行くのを忘れてしまうという人は、支払方法を口座振替に変更することをおすすめします。

分割払いを利用しない

ペイディの支払い遅れを防ぐには、分割払いを利用しないのがポイント

ペイディでは、「3・6・12回あと払い」というサービスを提供しており、いずれも分割手数料は無料(口座振替・銀行振込の場合)。

手数料もかからないため、高額な商品でも「分割ができるから大丈夫」とつい使い過ぎてしまう人も少なくありません。

分割払いは手元に現金がなくても高額な商品を購入できるというメリットがある一方で、支払いが長期化しやすい特徴も。

あらゆる買い物を分割払いで支払っていたら、1件は少額でも毎月の請求金額は膨大なものとなってしまいます

「お金が足りなくて支払えない」といった事態を防ぐためにも、なるべく分割払いは避けて一括で購入できる範囲で利用するのがおすすめです。

利用頻度を下げる

ペイディの利用頻度を下げることによって、支払い遅れを防ぐ効果も

ペイディをはじめとするスマホ決済やクレジットカードのキャッシュレス決済は、実際使ったお金の把握が難しいため、毎月ぎりぎりの範囲でやりくりしている人には不向きな支払い方法と言えます。

このような人がペイディの支払い遅れがないようにするためには、ペイディの利用頻度を下げて極力現金で支払い、使ったお金を正確に把握することが重要です。

家計管理を行う

ペイディの支払い遅れを防ぐためには、家計管理をしっかり管理しましょう

例えば次のようなことを実践するといいでしょう。

  • 家計簿や家計簿アプリの利用
  • 現金払いをメインにする
  • 毎月の支払予定日をカレンダーに記入する

特に家計簿は、何にどれくらいお金を使ったかがわかるので、「今月ちょっと使い過ぎてるな」と気付くことができて効果的です。

ペイティの支払いが困難な場合の対処法

これまで紹介した対処法を試してもペイディの支払いが難しい場合、3つの解決策があります。

以下でひとつずつ見ていきましょう。

とにかくお金を作る

ペイディの支払いに充てるお金がないときには、何とかしてお金を作る努力をしましょう

ペイディの支払いは多くても10万円ほどのため、臨時の収入が得られれば、支払日までに間に合ったり、滞納を解消できる可能性があります。

中でも、不用品の販売は即金性も高いためおすすめです。

使っていないブランド物のバッグやアクセサリー、ゲーム機や趣味のものを思い切って売却し、ペイディの支払いに充てましょう。

フリマサイトは、「こんなの売れるのかな?」と思って出品したものも、意外に高く売れたりするものです。

嗜好性の高い商品やゲーム関連、カメラなどは特に高額で取引されている傾向にあります。

断捨離を兼ねて物を減らしながら、ペイディの支払いも終わらせてしまいましょう。

また、日中や夜間にちょっとした時間があるという人は、隙間時間で働けるバイトがおすすめです。

スキマバイトとは、空いている時間を利用して単発・短期間・短時間で働くバイトのこと。

さまざまな職種で募集があり、本業の都合で少しの時間しか働けないという人でも気軽にお金を稼ぐことができます。

スマホで検索すれば簡単に、お住まいの地域で募集しているスキマバイトを探すことができます。

債務整理する

ペイディの支払いができず、かつペイディ以外でも借金を抱えているという人は、債務整理の検討が必要かもしれません

債務整理とは法律に基づいて支払い可能な金額まで借金を減額したり免除してもらう制度のこと。

債務整理は主に、任意整理・個人再生・自己破産の3種類がありますが、それぞれ手続き方法や借金の減免割合、メリットデメリットは大きく異なります。

自分にはどの方法がベストなのかよく検討してみましょう。

任意整理

任意整理とは、利息のカットや返済期間の見直しを債権者側に交渉することによって支払いの負担を減らし、3〜5年かけて借金の完済を目指す手続きです。

任意整理は裁判所を介さずに直接債権者と和解交渉を行うため、自分で手続きをすることも可能ですが、法的な専門用語なども多く、戸惑う場面も予想されるため弁護士に依頼して進めるのが一般的です。

また、収入が安定しており3年〜5年で返済見込みがあること、継続して返済する意思があることなど説得力のある返済計画を提出することによって将来利息のカットや返済期間の延長が期待できます。

一方で、任意整理には注意点もあります。

まず、任意整理では債権者との直接交渉となるため、債権者側が交渉に応じない限り任意整理の手続きが進まないことになります。

また、基本的に任意整理では借金元本を減額することはできないため、大幅な借金減額は期待できないことにも注意が必要です。

個人再生

個人再生とは、借金を返済できないことを裁判所に認めてもらい、大幅に減額された借金を原則3年〜5年で返済していく手続です。

個人再生では、住宅などの財産を維持したまま借金を大幅に減らせるという特徴があります。

個人再生の条件は以下の通りです。

  • 借金総額が5,000万円以下
  • 借金を返済できなくなるおそれがある状況
  • 毎月安定した収入がある

要するに、収入はあるから借金の総額さえ減れば返済していけるという人なら、個人再生の手続を利用できるということです。

処分されたくない財産を所有する人や、任意整理では効果が薄い人、安定した収入がある人は個人再生が向いています。

自己破産

自己破産とは、裁判所に申し立てをすることによって、自分が抱えている借金が全てゼロになる手続きです。

裁判所に申立て審理を行い免除が認められれば、金額がどれだけ多くても全ての借金の支払い義務がなくなり、債権者から強制執行される心配もなくなります。

自己破産のデメリットも確認しておきましょう。

まず、自宅や自動車といった高価な財産をはじめ、解約返戻金が20万円以上となる生命保険や学資保険などは差し押さえの対象となります。

また、自己破産の種類によっては、引っ越しや旅行が制限されたり、就ける職業が制限されることがあります。

減額しても借金を完済できそうもない人や収入がない人、価値の高い財産を持っていない人が自己破産に向いています。

弁護士に相談する

ペイディの支払いが難しいときは、弁護士に相談してみましょう。

借金を返済していくにあたってのアドバイスをもらえたり、債務整理を検討する場合、どの種類を選べばいいのかについても助言してくれるため、法律に詳しくない人も安心です。

債務整理に詳しい弁護士なら、それぞれのメリットデメリットを考慮したうえで、債務者が希望した形での生活再建を実現できるはず。

まずは借金問題に詳しい弁護士に相談し、最適な債務整理方法に関するアドバイスを受けましょう。

まとめ

ペイディは簡単な手続きだけで後払いが可能になるキャッシュレス決済で、利便性が高いのが魅力です。

一方で、つい使い過ぎてしまって支払いが遅れると、返済するまで利用できなくなるペナルティも発生するため注意が必要です。

ペイディの支払いを無視し続けると、最悪の場合裁判所から通知が届き、最終的には給与や預金を差押えられてしまうでしょう。

ペイディの支払い忘れや、滞納を防ぐためにも、きちんと返済計画を立てたうえで計画的に利用するようにしましょう。