闇金の執拗な嫌がらせはいつまで?手口や対策を徹底解説

闇金からの執拗な嫌がらせに困っている

闇金の嫌がらせを止める方法はある?

消費者金融からの借入返済が滞ると、闇金業社からの激しい取立てや嫌がらせが始まります。

督促や嫌がらせは自分だけでなく家族や職場にも及び、周囲の人も含めて大きな精神的負担を強いるものです。

今回は、闇金による嫌がらせの具体的な手口をはじめ、嫌がらせの期間、さらには闇金からの嫌がらせを止める方法について詳しく解説していきます。

日々の闇金からの嫌がらせにお悩みの方はぜひ最後まで読んでみてください。

闇金からの嫌がらせの手口

闇金からの嫌がらせでよく報告されているのは、具体的に以下のような内容です。

・嫌がらせ電話が続く
・近隣への嫌がらせ
・無関係の人の自宅に取り立てや張り紙をする
・SNSなどで嫌がらせをする

・子供の学校に現れて待ち伏せされる

嫌がらせ電話が続く

嫌がらせの電話は、闇金が行う嫌がらせでよくある手口です。

登録の携帯電話へはもちろん、自宅や勤務先と着信の回数も日を追うごとに増えていきます。

また、電話の内容も最初は単に個人名でかけてくるのみですが、次第に脅しめいた電話に変わっていきます

最終的に、何百回何時間とひっきりなしに嫌がらせ電話が続くことになります。

近隣への嫌がらせ

次によくあるのが、近隣のポストへ「〇〇は借金を返さない。泥棒」などと書いたビラを投函する方法です。

また、自宅周辺や玄関ドアに「泥棒」「金返せ」と書かれた紙を貼られたという話もよくあります。

こうなると、近隣住民全員に借金トラブルを知られるので、本人や家族は住みづらくなってしまいます

本人と家族の精神的負担も大きいため、住み慣れた場所から引っ越しを余儀なくされる人も少なくありません。

無関係の人の自宅に取り立てや張り紙をする

嫌がらせ目的で、債権者の近隣住民や勤務先の同僚・上司、親族などに対して訪問したり、張り紙を貼ったりすることもあります。

訪問の内容は「隣の家(同僚)の〇〇に金を貸しているが,金返さないからお前が代わりに返済しろ」などという無茶苦茶な要求が目立ちます。

その結果,自分の借金のせいで迷惑をかけてしまっていると思わせて心理的にプレッシャーをかけることができるので,近隣住民や同僚、身内への嫌がらせは多くの悪質闇金が使う手口です。

SNSなどで嫌がらせをする

近年増加しているのは、SNSやネットの掲示板で個人情報をバラ撒く・「金を返さない奴」個人名とともに晒すなどの嫌がらせです。

有名人でない限り個人名を検索されることは稀であるものの、一度インターネットに流出しまった個人情報を消すのが非常に困難なため、当事者の立場になるとやはり気持ちのいいものではありません。

子供の学校に現れて待ち伏せされる

最も悪質なケースとして、闇金業者が子どもの学校で待ち伏せする事例です。

この手口は、債務者の子どもが通う学校の周辺に闇金業者が姿を現し、子どもやその友人、教職員に対して債務者の借金問題を知らせるなどして、威圧を行うものです。

この行為は子どもの精神的負担が大きく、家族間の信頼関係にも深刻なダメージを与えることになります。

闇金の嫌がらせはおおよそ1ヶ月

闇金の嫌がらせ期間は1ヶ月程度と言われています。

1ヵ月の間、本人及び家族や親族と連絡が取れず、嫌がらせに対する反応も全く無い状況であれば,回収を諦める闇金がほとんどです。

一方で、嫌がらせに反応して、闇金と連絡を取り合ったり、返済日の交渉を行なっている場合は取立て・嫌がらせは止まりません。

どんな嫌がらせがあっても闇金との連絡は徹底的に絶つようにしましょう。

ただし、中にはどんなに反応しなかったとしても数ヶ月に渡り嫌がらせをしてくる闇金業社もいるため注意が必要です。

闇金の嫌がらせがない理由

闇金でお金を借りてしまったからと言って、全ての人が悪質な嫌がらせを受けるわけではありません。

主に以下に該当する場合は、嫌がらせされたというケースはほとんどありません。


・返済・連絡をきちんととっているケース
・嫌がらせ先の情報がないケース
・悪質度が低い闇金

返済・連絡をきちんととっているケース

期日までにきちんと返済したり、返済が遅れる場合にきちんと連絡をしていれば嫌がらせを受けることはほとんどありません

闇金もさまざまですが、数日の延滞や「給料日の◯月◯日には必ず返済する」といった明確な日にちが分かっていれば了承してくれる業社も多いようです。

もっとも、一部の悪質な闇金は、さまざまな言いがかりをつけて延滞料を請求してくることがあります。

いずれにせよ、闇金で借金をするということはリスクが高いと言えるでしょう

嫌がらせ先の情報がないケース

闇金でお金を借りる際には、返済が滞った時のため、家族や勤務先の情報、親族の住所などさまざまな個人情報を聞かれます。

しかし,その後に引越しをしたり会社を辞める、家族が電話番号を変更したりしていると闇金としては嫌がらせをする方法がなくなります

このような場合、闇金は嫌がらせを断念する傾向にあります。

しかし、借入後に親族を含めた全ての身内が引っ越したり、会社を辞めるということは現実的ではないため、嫌がらせを回避することは難しいといえるでしょう。

悪質度が低い闇金

闇金と言っても、中には良心的な業社も一定数存在します。

「良心的な闇金業社」とは、最終的に返済してくれれば良いとしていて、返済が少し遅れたからと言ってすぐには嫌がらせなどしない業社のことです。

さらには、金利は追加されるけど、あるときに支払ってくれれば良いとしている業社も存在します。

しかしながら、あくまでも闇金=犯罪者ですから良心的だからといって安易にお金を借りるべきではありません

闇金の嫌がらせを止める方法

ここでは、実際に闇金業社から嫌がらせを受けた場合の解決方法を解説していきます。


・警察に相談や被害届を出す
・弁護士・司法書士に相談

警察に相談や被害届を出す

闇金業者に殴られる・刃物で脅されるなどの暴力行為、自宅のドアや窓などを壊されるなどの器物破損を受けた場合はすぐに警察に通報しましょう

警察が闇金業社に対して動いてくれるのは主に以下の状況です。

・自宅前での待ち伏せや張り紙で借金があることを近隣に知らせるなど、貸金業法21条で禁止されている取り立て

・胸ぐらを掴む、殴るなどの暴力や器物損壊、脅迫など、法律に違反する取り立て

「闇金だから通報しにくい」という遠慮はせずに、即座に110番をしてください。

弁護士・司法書士に相談

連日の取立てや、自宅・職場への嫌がらせ行為などに困っている場合には、闇金の案件を得意とする弁護士・司法書士へ相談することをおすすめします。

弁護士・司法書士に依頼すると、最短即日で取り立て・嫌がらせをストップできます

これは、依頼後に「受任通知」を闇金に送るためです。

以降、手続きや交渉が終わるまでの間、闇金業社の取り立て行為は禁止されます。

また、弁護士・司法書士に依頼することで、闇金との連絡については、すべて弁護士・司法書士が行います。

そのため、本人は闇金から連絡があっても、一切出る必要はありません。

これは、闇金問題に悩む人にとって、とても大きなメリットになるでしょう。

まとめ

今回は、闇金による嫌がらせの具体的な手口をはじめ、嫌がらせの期間、闇金が嫌がらせしないケース、さらには闇金からの嫌がらせを止める方法について解説しました。

嫌がらせ期間は1ヶ月程度続く場合が多いですが,暴力や脅迫被害に遭った場合はすぐに警察相談しましょう。

また、弁護士などの法律事務所に依頼することで、連日の取立てや嫌がらせをすぐにストップできます。

闇金問題はひとりで抱え込むと被害が長期化する傾向にありますから,早めに弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。