セディナカードで任意整理はできる?返済が難しい場合の対処法についても解説

セディナの返済に見通しが立たないと悩んでいる人は、いくつかの対処法を実行すれば返済がスムーズになる可能性があります。

中でも、任意整理は利息をカットしてもらうことによって、毎月の返済金額を無理のない範囲まで減額できます。

この記事では、セディナの返済が難しい場合の対処法や、任意整理をする場合の具体的な方法など詳しく解説。

セディナの借金返済でお困りの人はぜひ参考にしてみてください。

セディナカードとは?

セディナは、三井住友フィナンシャルグループの子会社であるSMBCファイナンスサービスが展開しているクレジットカードです。

以下で、セディナのより詳しい情報を紹介していきます。

セディナカードの沿革

セディナの前身となっているのはオーエムシー、セントラルファイナンス、クオークの3社で、2009年4月に存続会社をオーエムシーカードとして、セントラルファイナンスとクオークを吸収合併、商号を株式会社セディナに変更しました。

オーエムシーカードの起源は月賦販売の丸興であり、その後ダイエーの傘下となり、流通系のカード会社として大きく成長しました。

しかし、ダイエーの経営難から、保有していたオーエムシーカード株式は三井住友銀行に売却。

三井住友フィナンシャルグループ内の合併が実現し、社名が株式会社セディナとなり、セディナカードが発行されるに至りました。

セディナカードの特徴

先述の通り、セディナカードは三井住友グループが発行するクレジットカードのため、信頼性が高い点もポイント。

また、100以上の種類から選べるため、自身の生活スタイルに合ったカードを選択できるでしょう。

セディナカードは信販系カードに分類されるクレジットカードのため、銀行系カードと比べると審査にとおりやすい傾向にあります

主婦や学生でも利用できるカードもあるため、審査が不安な人は一度セディナを検討してみる価値はあります。

そして、セディナカードはほとんどのカードが年会費無料のクレジットカードなのも魅力のひとつ。

したがって、たとえ使用しなかったとしても年会費だけは毎年かかってしまうという不利益は生じません。

セディナカードには特定のお店やサービスで使える特典が付帯されたクレジットカードも多いため、サブカードとして気軽に作るのもおすすめです。

セディナの返済が難しい場合の対処法


セディナカードで、ショッピングやキャッシングを利用している人も多いでしょう。

しかし、なかなか終わりの見えないリボ払いに悩んでいたり、毎月の返済がきついと感じている人も少なくありません。

以下では、返済が難しい場合の対処法を3通り紹介します。

コールセンターへ連絡する

もし、様々な事情で返済期日までにお金を準備できなかった場合、放置することは避けましょう。

返済が遅れた場合は、速やかにセディナのコールセンターへと連絡するようにしてください。

セディナコールセンター

03-5638-3211

06-6339-4074

オペレーター対応時間

 10:00~17:00

手元にカードを準備して電話することで、スムーズに話が進みます。

最初に自動音声が流れるのでそのガイダンスに従って操作をしてください。

その後オペレーターにつながるので、滞納している分の返済をしたいという趣旨を伝えましょう。

そうすれば、オペレーターがその後どのような手続きをすればいいかを分かりやすく教えてくれます。


万が一返済が遅れると事前に分かった場合は、滞納する前に連絡し、状況を説明し返済について相談してみましょう

返済が遅れてしまってからではなく、事前に連絡した方がセディナ側に悪い印象を与えずに済みます。

返済資金を捻出

毎月、返済資金を捻出するには、コツがあります。

まずひとつ目は、自身の収支を把握すること。

毎月いくらの収入があり、どれくらい使っているかをしっかりと把握している人は案外少ないものです。

支出を見える化するだけで、こんなに浪費していたのかと驚く人も少なくないでしょう。

これまで払っていた無駄な支出を先取りして返済金に回すことで、「返済日にお金が足りない」という事態を免れます

また、自宅に眠っている不用品をフリマアプリなどで売ることもおすすめ。

「こんなの売れるのかな?」という物も出品してみればあっさり売れたりもします。

不要なものも売却し、出来た資金を返済金に回すことで、生活費を圧迫することもありません。

最後に、家族から返済分のお金を借りるという方法もあります。

しかし、その場合はいくら気心知れた仲であっても、甘えるのではなく、借用書を書くなどして誠意を持って借りるようにしましょう。

債務整理の検討

借金返済のコツを見ても、自分一人では借金を返済できないかもと感じた人は、債務整理の検討が必要かもしれません。

債務整理は、法律で認められている借金の減額や借金返済の免除が可能な手続きです。

大きく分けると、任意整理、自己破産、個人再生の3つの方法があり、借金の状況により適切な手続きを選びます。

下記の項目に当てはまる人は、自力では借金の完済が難しい可能性があるため債務整理の検討をおすすめします。

  • 借金完済の見通しが立っていない
  • 借金残高の総額が年収の3分の1を超えている
  • 借金で借金を返している
  • 返済すると生活費が足りない

セディナカードは任意整理できる?返済が困難になった時の対応とは

もし、返済できる範囲を超えてセディナカードを使用してしまい、返済が困難になった場合はどうすればよいのでしょうか。

以下で、対処法を考えてみましょう。

過払金の請求はできる?

過払い金とは、利息制限法という法律の上限を超えて貸金業者に支払った利息のことで、条件を満たせば取り戻すことができます

セディナの前身は、オーエムシーカード・セントラルファイナンス・クオークの3社ですが、2007年まで、この3社での貸出金利が利息制限法の上限を超えているケースがあります。

したがって、2007年以前からこの3社に借入れをしていた場合は、過払い金が発生している可能性があるのです。

しかし、過払い金は誰でも請求できる訳ではない点に注が必要です。

例えば、完済から10年以上経過している場合、過払い金を請求する権利は時効となり、過払い金を請求できなくなってしまいます。

しかも、仮に過払金を請求する権利があったとしても、請求相手が過払金全額の返金に応じる訳ではありません。

相手が何割の返金に応じるかは過払金請求の交渉にかかってくるため、専門的な知識や効率よく手続きを進めるためのノウハウが必要です。

ただし、セディナカードの場合、三井住友フィナンシャルグループとして経営基盤がしっかりしているため、他社と比べても対応は比較的良いと言われています。

任意整理で返済額を抑えられる?

任意整理とは、裁判所を介さずに債権者直接交渉することにより、将来利息を減免してもらったり、返済期間を延ばして月々の返済負担を減らしてもらったりするものです。

任意整理をすると、今より大幅に毎月の支払額が減って家計が楽になります。

任意整理は他の債務整理と違い法的拘束力はありません。

したがって、交渉に応じるかどうかは債権者次第となります。

任意整理について、全く応じてくれない会社もある中で、セディナは任意整理に協力的で柔軟に対応してくれる傾向にあります。

個人再生をする

個人再生とは、債務者が裁判所に申し立てをして大幅に減額された借金(原則5分の1程)を3年〜5年の分割で支払い、残りの債務は免除してもらうという手続きです。

任意整理と比較して、返済負担を免除される金額が大きく、自己破産と異なり自宅や車などある程度の財産が残せるという長所があります。

セディナカードでの借金額が高額な場合は、個人再生の検討も視野に入れてみると良いでしょう。

自己破産する

自己破産とは、裁判所に「破産申立書」を提出し認められれば、全ての借金をゼロにできるという手続きです。

任意整理や個人再生と違い、手続き後は借金返済の義務がありません。

また、自己破産は基本的に自宅や車、銀行預金など全ての財産が差し押さえとなりますが、実際には、財産のすべてを失うということはなく生活に必要な最低限の財産は手元に残ます

一見すると、債務整理の手続きの中で自己破産が最もよい方法であるかのようにも見えます。

しかし、一定期間就けなくなる職業があったり、高価な財産が処分されるなどデメリットも多くあります。

まずは家計を見直して、支出にムダなところはないかを検討し、他の債務整理の方法で借り入れの負担を減らして返済ができないかなどをよく考えてみることをおすすめします。

自己破産はあくまでも最後の手段にしましょう。

まとめ

セディナカードの返済に困ったときでも乗り越える手段やコツは多くあります。

しかし、自分にとってどの方法を選択することが最も有効なのかは個々の状況によって大きく異なります。

もし、あなたが借金返済に不安を感じているのであれば、早めに弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。